伊豆文学賞作品 親しむ催しPR SPAC俳優ら県庁訪問

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)俳優の奥野晃士さん(53)=静岡市葵区=と第17回伊豆文学賞最優秀賞受賞作家の小長谷建夫さん(74)=同区=がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、伊豆文学賞受賞作に親しむ新しい催し「宝探しの会」をPRした。

催しをPRする奥野さん(左)と小長谷さん=県庁
催しをPRする奥野さん(左)と小長谷さん=県庁

 第1回は21日、三島市で開催する。小長谷さんによる受賞作「前を歩く人~坦庵公との一日~」の解説を交え、参加者が作品を読む。進行役の奥野さんは「いずれは伊豆文学賞受賞作品の舞台化までこぎ着けたい」と意気込みを語った。
 小長谷さんは「(『前を歩く人』の主人公)江川英龍(坦庵)はすごい人物だが、あまり知られておらずもったいない。このような機会をもらえて大変ありがたい」と述べた。
 奥野さんは、地域の昔話を舞台化する「SHIZUOKA舞伝プロジェクト」にも言及した。第1回ワークショップを島田市で24日に開き、来年3月の上演を目指す。

 

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