静岡BR×清水南高・中等部 ラグビー普及へ部活動支援

 ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ(BR)と清水南高・中等部は14日、産学連携協定を締結した。静岡BRが継続的に指導者を派遣し部活動を支援する。同校は本年度中にラグビー部の地域クラブ化を図る方針でプロチームが参画する先進的な事例として注目されそうだ。

元日本代表の久保さんの指導を受けるラグビー部員ら=静岡市清水区折戸の清水南高・中等部
元日本代表の久保さんの指導を受けるラグビー部員ら=静岡市清水区折戸の清水南高・中等部

 協定は静岡BRが選手やスタッフを指導者として送ることが軸で、同校生徒は外国人選手との異文化交流に取り組み、公式戦の応援などにも参加する。静岡市清水区折戸の同校で行った締結式で、山谷拓志社長と小野田秀生校長が協定書を取り交わした。静岡BRが中学、高校と協定を結ぶのは、静岡聖光学院中・高に続き2校目。
 清水南高・中等部はチームの強化とともに地域クラブ化を目指し、校外からも地域の小中学生の練習参加を受け入れているのが特徴。静岡BRは既に4月から、育成普及チームスタッフで元日本代表の久保晃一さんを週1回、練習に派遣している。
 山谷社長は「普及はチームの強化と発展のベース。中長期的に支援していきたい」と意欲を示せば、小野田校長も「プロチームの指導は子どもにとって大きな財産になる。ラグビーの振興面で県中部の拠点になりたい」と目標を掲げた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ