フィルター破損 原因は疲労破壊 浜岡原発5号機

 中部電力は13日、浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)で昨年12月に確認された金属製フィルターの破損について、熱や振動で強度が低下し、「疲労破壊」に至ったとする調査結果を公表した。今後は疲労破壊を未然に防ぐため、定期的にフィルターを交換する。
 フィルターは熱交換器に入る海水のごみ除去設備として使われ、縦約17センチ、横約10センチの穴があいていた。5号機では2019年11月にも別のごみ除去設備のフィルターが疲労破壊で破損していた。いずれも新しいフィルターに交換済みで、今後は使用開始後10年で取り換える。

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