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静岡人インタビュー「この人」 御園崇さん 県立三ケ日青年の家の所長として野外活動の指揮を執る 

 2010年にボート転覆事故が発生した県立三ケ日青年の家(浜松市北区)の所長に4月、就任した。県立森林公園森の家(同市浜北区)から14年に青年の家に移り、副所長を8年務めた。静岡市駿河区出身。46歳。

御園崇さん
御園崇さん

 -野外活動を安全に行うために重要なことは。
 「視野を広く持ち、いざという時には声を上げ、行動することが大切。マスクでの熱中症対策など、安全対策は変化している。所員はもちろん、学校の安全意識のレベルを高めていくことが鍵になる。過去に事故が起きた施設だからこそ、安全の見本にならなくてはいけない」
 -学校側の意識を向上させる方策は。
 「海洋活動の事前研修を実施している。先生が体験していない活動を子どもが体験するのはおかしい。子ども一人一人の生活や考え方、体力を理解している先生に先に体験してもらい、どのように活動に取り組めるか感じてもらっている。万が一、緊急事態に陥った場合の役割を明確にしておく意義もある」
 ―青少年教育施設の役割は。
 「皆で話し合ったり、大きな声で行動をそろえたりする。コミュニケーションで一番大事な会話を通じて成長する場所。コロナ禍で施設の利用者数が減少し、マスクや黙食が強いられる世の中だからこそ、改めてなくてはならない施設だと感じる」
 -どんな施設を目指すか。
 「誰でも活動できる“開かれた施設”にしたい。現状は学校利用が7割を占めるが、5人以上なら家族でも利用できる。障害の有無による体験格差をなくすための体制整備や、雨天時のプログラムとしてのボッチャ導入も進めている。マリンスポーツの推進に向け、浜松市と連携した活動も展開していく」
 (細江支局・大石真聖)

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