医事課業務の改善議論 医療法人事務長ら交流 浜松・中区

 河合医療福祉法務事務所(浜松市北区)は9日、病院の事務長らを対象にした交流会「医療法人事務長会」を中区のホテルで開いた。県内各地から約10法人が参加し、事務部門の業務改善などについて、講演や意見交換を実施した。

事務部門の業務改善について意見を交わした事務長会=浜松市中区のホテル
事務部門の業務改善について意見を交わした事務長会=浜松市中区のホテル

 意見交換では「医事課は本当に必要か?」をテーマに、参加者が医療機関で診療報酬の請求業務などを担う医事課の課題を話し合った。同事務所の河合吾郎代表は、紙に印刷することが多いレセプト(診療報酬明細書)の点検にデジタル技術を導入すれば、省力化や他業務の強化が見込めると指摘。「(生産年齢人口の減少が一段と進む)2040年ごろを見据えた組織構築が大切になる」と強調した。
 交流会は、医療法人の事務長同士のネットワーク構築や業務改善のノウハウ共有を目的に初めて企画した。

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