利益と課題解決、両立は 高校生がビジネス企画考案 静岡

 高校生に利益を生み出しつつ地域課題を解決するプランを提案してもらう静岡市主催の講座「高校生まちづくりスクール ビジネス編」が9日、同市役所で始まった。初回は伊豆市のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表(52)による講義が行われた。

高校生がビジネスプランを考えた講座=静岡市役所
高校生がビジネスプランを考えた講座=静岡市役所

 静岡市内の8校から計16人が参加した。飯倉さんは「歩行者用信号機の赤と青の位置は」と生徒に質問し、「企画を考えるためには、街や他人への観察力を高めることが大事」と話した。  生徒は、毎月3万円の利益をあげながら地域課題の解決も図れるビジネスアイデアを考える個人ワークに取り組んだ。  常葉大付属橘高2年の増田茉香さん(17)は「高校ではビジネスの学習はないので貴重な機会。地域貢献のため積極的に活動したい」と意気込んだ。  講座は8月27日までで全5回。グループでビジネスプランを企画し、最後に発表する。
 (社会部・沢口翔斗)

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