子ども観光大使 SPACの活動見学 演劇への理解深める 静岡

 NPO法人「子ども未来」と静岡県は10日、「ふじのくに子ども観光大使」事業の一環で、県舞台芸術センター(SPAC)の劇場や稽古場の見学講座を静岡市駿河区の県舞台芸術公園で開いた。市内外から小中学生や保護者ら約50人が参加し、演劇への理解を深めた。

演劇練習を見学する小中学生や保護者=静岡市駿河区の県舞台芸術公園
演劇練習を見学する小中学生や保護者=静岡市駿河区の県舞台芸術公園

 SPAC俳優の永井健二さんらが野外劇場や屋内ホールを案内した。小中学生は舞台に上がり、広さや舞台からの客席の様子を体感。稽古場では演劇練習を見学し、俳優らの歌唱力や表現力、衣装や小道具に目を輝かせた。
 小学1年生から同事業の講座に参加しているという富士市立田子浦中2年の小宮山陽菜さん(13)は「行ったことのない施設を回ることができてうれしかった」と笑顔を見せた。母の洋実さんは「劇団を持っている県は少ないはず。静岡の文化を知って、子ども観光大使として自ら発信してくれれば」と期待した。

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