平山氏、手堅く再選「国民寄り添う政治」 参院選静岡選挙区
平山氏の支援者が集まった静岡市葵区の集会会場に当選確実の一報が伝わると、会場は割れんばかりの拍手に包まれ歓喜に沸いた。

支援者と共にテレビ中継を見ていた平山氏は、目に涙を浮かべて関係者に何度も頭を下げた。支援者の「さっちゃん」コールに合わせ会場を1周し「ここからが再スタート。この国の未来のため、国民の暮らしに寄り添った政治をしていく」と力強く語り掛けた。
選挙戦での街頭演説や街宣車の巡回は「苦情も多い」という理由で極力控え、有権者の声に直接耳を傾ける活動を大切にした。商店街での地域住民との交流や、個人宅での座談会を重ね、「近くで話したことで、しっかり(思いが)伝わったと思う」と振り返った。
2016年参院選に当時の民進党公認で出馬し初当選。17年に離党し、無所属で活動してきた。今後も党には所属しない意向を強調し、「政党の垣根を越え、同じ志を持った人たちと連携していく」と意気込んだ。安倍元首相の銃撃事件に触れ、選挙戦の在り方を見直すべきとの問題提起もした。