投票先どう決める？　候補者の見た目は影響する？【参院選×ＮＥＸＴ特捜隊アンケート】

　１０日投開票の参院選に合わせ、静岡新聞社の「ＮＥＸＴ特捜隊」がＬＩＮＥで実施したアンケート結果を紹介する最終回。「投票先をどう決める？」「候補者の見た目やポスターは影響する？」の問いには、回答者それぞれの価値観がにじんだ。

　回答者が投票先を決める上で参考にしているのは、街頭演説、選挙公報、政党や候補者のウェブサイト、交流サイト（ＳＮＳ）、新聞、テレビ、ユーチューブ番組などさまざま。ネット上で設問に答えると、自身の考えに近い政党を判定できる「マッチングサイト」を挙げた人もいた。
　候補者や政党の何に注目するのかについては「本人の熱量や人となり」（静岡市葵区、６８歳男性）、「現状を変革できるか否か」（静岡市葵区、６３歳会社員男性）などの声が。「組織の力で当選しそうな人には投票しない」（静岡市駿河区、５３歳会社員男性）、「庶民の立場をよく理解した人でなければ興味は持てない」（磐田市、５０代会社員女性）との見方もあった。
　候補者の見た目が投票先決定に影響するかどうかは、意見が真っ二つに割れた。
　「公約に大差ないと感じるので直感だけで決める。見た目や話し方の印象が大きい」（長泉町、６３歳会社員男性）、「印象の良い人がいい。本当の中身なんて分からないから」（袋井市、４２歳パート女性）と、見た目を重視する意見も。
　一方、「印刷物などじっくり読めるものを判断材料にする。ポスター写真は万人受けするために専門の方が関わっていると思うので」（静岡市駿河区、５８歳ナレーター女性）「（候補者の）情報を文字でしか仕入れない。ポスターは見ない」（焼津市、１９歳大学生女子）と、見た目は影響しないとの意見も複数あった。
　選挙公報については「期日前投票に行きたいので、もっと早く配布してほしい」（袋井市、６０歳主婦）との要望も寄せられた。

　■アンケート概要　６月２４日から２６日にＬＩＮＥを通じて実施し、８６件が寄せられた。