地元農作物の商品化へ 今年はほうじ茶とブルーベリー 富士市立高生、農家と対話
富士市立高ビジネス探究科の3年生が6日、地元農産物を使った商品開発案の検討のため、市内の農家などを訪ね、生産の工夫や魅力を教わった。本年度中に商品化を目指す。
同科では「商品開発」の授業として、ここ数年はトウモロコシと落花生の関連商品を開発してきた。ことしは新たにブルーベリーとほうじ茶を題材に、グループでアイデアを練っている。同日はブルーベリー担当と、ほうじ茶担当に分かれ、それぞれ農家などの話を聞いた。
同市大淵のJAふじ伊豆の茶業研修センターでは、ブランド化に取り組む「茶レンジャーほうじ茶部会」のメンバーが焙煎(ばいせん)機で荒茶に火を入れる工程を実演し、冷茶を振る舞った。メンバーは「原材料と香りにこだわっている。自信のある良い物でなければ売れない」と熱意を示した。
入浴剤の開発を考えている生徒は「香りの良さを実感した。香りを生かした商品にしたい」と意気込んだ。