学生の発想、飲食店に提案 県立大生がコンサルティング

 静岡市と県立大が連携し、学生が市内の飲食店に魅力を引き出す企画を提案する「大学生によるお店コンサルティング事業」が4日、始まった。学生の目線で各店の新たな魅力づくりを助言する。

店舗の魅力を引き出すアイデアを出し合う学生ら=静岡市駿河区の県立大
店舗の魅力を引き出すアイデアを出し合う学生ら=静岡市駿河区の県立大

 参加した飲食店は葵区の入船鮨両替町店、レストランフランセ、就活カフェNANASHOKUと清水区の海鮮居酒屋清水港の計4店。同大経営情報学部の岩崎邦彦ゼミでマーケティングを学ぶ学生16人と各店の代表者らが、同市駿河区の同大で顔を合わせた。店舗ごと四つのグループをつくり、12月まで活動する。
 就活カフェNANASHOKUのグループでは、学生から「就活が始まると学生は忙しくなり、カフェに来づらくなる」との意見が出たため、1~2年生を主なターゲットにした企画を考案する方針を立てた。
 同学部4年生の井出匠さん(21)=駿河区=は「大学で学んできたマーケティングを実践し、独自の発想で静岡の飲食店を活性化させたい」と意気込んだ。

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