記者コラム「清流」 富士宮やきそば愛届け

 富士宮市の富士宮やきそば鉄板焼き店「うるおいてい」と富士宮発キャンプギアブランド「ANCAM」の異色コラボで新たな富士宮やきそばが生まれた。「キャンパー向け」との新しい切り口でアレンジを加えたソースが大きな特徴だ。
 キャンプブームの中で市内でもキャンパーは増えているが、キャンプ場で富士宮やきそばを食べる人はまだまだ少ないという。パンチの効いたブレンドソースは店秘伝のソースを基にお酒に合うよう濃いめの味と食欲をそそる香りに仕上げた。地域を富士宮やきそばを愛する人だからこそ生まれた「うま味」があった。
 個人の情熱に“共感”が広がる時代。キャンパーだけでない、多くの人の心をつかむ商品になりそうだ。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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