子どもの居場所考える 浜松・中区 若者の自己形成学ぶ

 浜松NPOネットワークセンターは3日、地域の子どもたちの居場所について考える講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区の市民協働センターで開講した。市内を中心に子どもの成長に関心がある約40人が参加した。「ご近所遊びコーディネーター養成講座」として来年1月まで5回開く予定。初回は駒沢大の萩原建次郎教授から、居場所づくりに必要な知識を学んだ。萩原教授は思春期の子どもに地域の居場所がない現状や、他者とのつながりをはぐくむ公園の意義などについて説明。「若者の“自己形成空間”には公私の緩衝地帯が必要」と強調した。

若者の居場所について解説する萩原教授=浜松市中区の市民協働センター
若者の居場所について解説する萩原教授=浜松市中区の市民協働センター

 講演後、市内で居場所づくりに取り組む団体のメンバーが活動など報告した。

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