テーマ : 医療・健康

子宮頸がん予防に検診、ワクチンを 静岡健康増進センターが講座

 SBS静岡健康増進センターの公開講座「聞いてなるほど!いきいきライフ」(同センター、静岡新聞社・静岡放送主催)が3日、静岡市葵区で開かれた。子宮頸(けい)がんと予防ワクチンをテーマに、県立総合病院女性・小児センターの小阪謙三センター長が講演した。

子宮頸がんワクチン接種の重要性を強調する小阪センター長=静岡市葵区
子宮頸がんワクチン接種の重要性を強調する小阪センター長=静岡市葵区

 小阪センター長によると、子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)で性行為によって感染する。国内では年間約1万1千人がかかり、約2900人が死亡している。
 予防には検診とワクチン接種が重要。小阪センター長はワクチンの有効性を示す国内外のデータを紹介し、「接種で感染や発症率を大きく下げることができる」と強調した。ワクチンの安全性が確認されたため、国による積極接種の推奨が今年4月に再開されたとし、「小学6年~高校1年に受けるのが望ましい」と呼び掛けた。
 講座では、椅子に座ったままできる体操の教室もあった。約200人が聴講した。

 

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