夏野菜の管理 児童学ぶ 原田小(富士)CS活動展開

 2022年度からコミュニティスクール(CS)の活動に取り組む富士市の原田小が野菜作りなどを始めた。1日は原田地区まちづくり協議会の鈴木俊光会長らが手伝って児童が夏野菜の管理を学んだ。

住民らに教わり、野菜の茎に添え木をする児童=富士市の原田小
住民らに教わり、野菜の茎に添え木をする児童=富士市の原田小

 同校ではCSディレクターの渡辺美江さんらが地元の団体の参画を募り、園芸や授業の見守り、校外学習時の安全確保、自然・生き物観察など、住民参画の七つの活動が新たに始まった。校内の掲示板で情報発信する。
 有効活用されていなかった体育館西側の畑では、野菜栽培を始め、2年生と特別支援学級の児童が毎朝、水やりなどに取り組む。
 この日は、住民らの指導でミニトマトやピーマン、ナス、キュウリなど実が大きくなった夏野菜の茎や枝を支える添え木の設置に児童が汗を流した。
 収穫した野菜は校内で教職員に販売し、生活学習にも役立てる。
 鈴木会長は「作り方を知らない先生も多い。野菜作りが得意な人など、地域の人材と一緒に活動を活性化させたい」と話し、サツマイモ栽培にも意欲を示した。
 

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