ご当地歌「オクシズ旅情」制作 静岡市にCD寄贈 葵区の会社社長
静岡市葵区の運送会社会長鈴木源一郎さん(72)が、市北部の中山間地「オクシズ」をテーマに作詞したご当地ソング「オクシズ旅情」を制作した。「オクシズで頑張る人の応援歌になれば」と1日、市にCDを寄贈した。

鈴木さんは同区足久保出身。趣味として「源一真」のペンネームで作詞活動している。人口が減り産業も衰退してしまったオクシズを歌で励まそうと、曲の制作に至った。
歌詞はオクシズの豊かな食や自然、夢をかなえるために地元を離れたかつての自分の姿などを表現した。同市出身の作曲家みちあゆむさんに作曲を依頼し、オクシズの山に響く雄大なイントロと覚えやすく歌いやすいメロディーに仕上げた。同市の歌手三代祐二さんが歌唱した。
今後、市内の自治会にも紹介していく予定で、鈴木さんは「多くの人に親しんでもらいたい」と語る。
歌はオクシズの公式ホームページや公式ツイッターで公開する。CDを受け取った田辺信宏市長は「古里を愛する気持ちを歌ったすばらしい曲。市としても中山間地振興を頑張りたい」と話した。