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富士登山の安全祈願 大わらじ入魂も 御殿場、裾野、小山で開山式

 世界遺産「富士山」の開山式が1日、御殿場と裾野、小山の3市町で開かれた。10日から始まる県内登山道の全面開通を前に、地元住民や観光関係者らが夏山シーズンの安全を祈願した。

神事で夏山の安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社
神事で夏山の安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社
大わらじに魂を入れた開山式=御殿場市新橋の新橋浅間神社
大わらじに魂を入れた開山式=御殿場市新橋の新橋浅間神社
神事で夏山の安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社
大わらじに魂を入れた開山式=御殿場市新橋の新橋浅間神社

 裾野市観光協会や須山地区などは、旧登山道の起点になった同市の須山浅間神社で開山式を開いた。昨年に続いて神事のみとし、出席者も約50人に限定した。行動制限のない中で夏山シーズンを迎え、同協会の土屋祐一会長(51)は「今年は登山者や神社の参拝者が増えるのではないか。事故のないように祈りたい」とあいさつした。
 御殿場口登山道の起点の新橋浅間神社(御殿場市新橋)では、御殿場わらじ祭り保存会が登山者の安全を祈願して作った全長3メートルの大わらじを奉納した。内海守宮司(69)が祝詞を唱えて魂を入れた。
 式を主催した市観光協会の中川一樹会長(67)は新型コロナ終息前の観光のキーワードに近場と屋外を挙げ「御殿場には大きなチャンスがある」と期待を示した。
 小山町では、町観光協会が須走口登山道の起点である冨士浅間神社で式典を開いた。
(東部総局・杉山諭、御殿場支局・矢嶋宏行)

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