茅の輪、国内最大級 静岡浅間神社、夏越の大祓
静岡市葵区の静岡浅間神社で30日、神事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)式」と「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。厳しい暑さの中、多くの参拝者が訪れ、半年間の厄払いや無病息災を祈願した。
社務所前の広場に、国内最大級という直径約5メートル、重さ300キロ以上の大茅の輪を設置。神事では、参拝者が細く切った紙を自身に振りかけ、人をかたどった紙で体をなでるなどして心身を清めた後、神職の先導で8の字を描くように大茅の輪を3回くぐった。
主婦の萩原千明さん(57)=同区=は「半年間の家族の健康に感謝し、今後も元気に過ごせるよう祈願した」と話した。
コロナ禍で規模を縮小していたため、参拝者が参加する夏越大祓式は3年ぶりという。今年は会場の混雑を防ぐため、同日に3回の神事を斉行した。大茅の輪は7月4日まで設置する。