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参院選 若き有権者、声を上げよう Z世代座談会【決める、未来】

 7月10日投開票の参院選を前に静岡新聞社・静岡放送は、1990年代半ば以降に生まれたいわゆる“Z世代”の若者3人による特別座談会「若い世代の投票率を上げるには、何が必要?」を静岡市駿河区のSBS放送センターで開いた。3人は友人と選挙の話をすることはほとんどないとしながらも「投票率向上の取り組みが必要」「候補者は若者に寄り添った政策を」「私たちももっと声を上げていくべき」と活発に語り合った。

若者の投票率向上について話し合う(左から)加冷英鵬さん、萩原花歩さん、青木亮太さん=静岡市駿河区のSBS放送センター
若者の投票率向上について話し合う(左から)加冷英鵬さん、萩原花歩さん、青木亮太さん=静岡市駿河区のSBS放送センター

 出席者は同市清水区のギンナン農家3代目の青木亮太さん(25)=同区=、静岡大教育学部4年の萩原花歩さん(21)=同区=、大井川鉄道広報担当の加冷英鵬さん(26)=島田市=の3人。静岡放送(SBS)の瀬崎一耀アナウンサー(24)が司会を務めた。
>Z世代特別座談会の詳報

 青木さんは、多くの若者が投票に行かない状況では「(政治家側が)『若者に対する政策はやらなくていい』となってしまうと、僕らの未来がない」と危機感を抱き、投票率向上の必要性を指摘した。
 萩原さんは国政選挙では「選挙や政治がすごく遠い感じ」との印象を語り、候補者に「もっと静岡の問題を洗い出し、国政でどう対応できるのか示してほしい」と地方の目線を忘れないよう求めた。
 加冷さんは、若者は社会や政治の変化などに気付くことが少ないかもしれないとの見方を示した上で「アンテナは敏感に張っておくべきだ。問題意識を持って調べてみる意識が大事」と強調した。
 3人は議論の中で、それぞれの実体験や活動を踏まえ、現状に対する問題意識や、投票率向上のアイデアなどを積極的に発言した。

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