産業ロボ“適材適所” 三島で導入セミナー 人手不足解消や効率化

 三島市の三島商工会議所は28日、人手不足の解消や事業の効率化につなげる産業用ロボットの導入セミナーを同商議所で開いた。

産業用ロボットの導入について学んだセミナー=三島市の三島商工会議所
産業用ロボットの導入について学んだセミナー=三島市の三島商工会議所

 講師を務めた県ふじのくにロボット技術アドバイザーの窪寺恒二氏は、人工知能(AI)の開発によってロボットの役割が増える一方、情報不足やコストなど導入に向けた「4つのハードル」を示した。生産能率や省人化、不良率の低減などの目標に向けて「ロボットは手段の一つ」とし、段取りや手作業の改善なども並行して行うことでコストの低減につながると指摘。全てをロボットに委ねるのではなく、適切な工程に必要な機能を取り入れる“適材適所”の必要性を強調した。
 ロボットの仕様は極力シンプルにし、動作速度にも余裕を持たすなど、具体的なアドバイスも行った。プログラミングや社内の人材育成などについても触れた。

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