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富士宮市と松崎町 都市提携目指す方向で一致 木花咲耶姫と磐長姫 「姉妹」の伝説、縁に

 松崎町の深沢準弥町長と商工観光関係者がこのほど、富士宮市を訪れ、須藤秀忠市長や富士宮商工会議所の河原崎信幸会頭らと懇談した。交流を深めてきた両市町はそれぞれをつなぐ“姉妹”の伝説を縁に、都市提携を目指す方向で一致した。

会談する須藤市長(右)と深沢町長=富士宮市役所
会談する須藤市長(右)と深沢町長=富士宮市役所

 深沢町長のほか、町観光協会の本多正弘会長や町商工会の関唯彦会長らが訪問した。町観光協会が出店した同市中心部の駅前通り商店街の定期市「十六市」の様子を視察した後、市役所を訪れた。
 会談で、富士山本宮浅間大社(同市)の祭神「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」と雲見浅間神社(同町)の祭神「磐長姫(いわながひめ)」が姉妹とされる伝説が話題となり、これまで民間レベルでも交流を深めてきた両市町で都市提携を検討することになった。同市は11月に開催する「産業フェア」に同町を招待する方針。両市町は秋ごろの締結を見据え、具体的な締結内容や名称、形式の検討を進める。
 伝説では妹・木花咲耶姫の美しさに嫉妬した姉・磐長姫が雲見の烏帽子(えぼし)山に隠れ住んだとされる。同町では「富士山の日」に姉妹“仲直り”の神事が行われている。

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