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約30分で完了 磐田の不発弾処理 避難住民「ほっとした」

 磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を発見現場で行った。陸上自衛隊による処理作業は約30分で完了。作業に伴い周辺住民らに避難指示を出し、付近の国道1号や県道を通行止めにしたが、大きな混乱はなかった。

処理作業を完了し、現場から回収した不発弾=26日午前10時15分ごろ、磐田市小立野
処理作業を完了し、現場から回収した不発弾=26日午前10時15分ごろ、磐田市小立野

 市や陸自、消防団など関係機関が約500人体制で対応に当たった。不発弾の信管を除去する作業は午前8時46分にスタート。当初の見通しより早い午前9時14分に終了した。草地市長が同33分に現場で安全化宣言をした。国道1号などの交通規制は午前10時14分までに解除された。
 避難指示は現場から半径355メートル内の住民約1400人に発令した。避難場所として開放したアミューズ豊田には52人が集まった。同市上新屋の会社員丸本利夫さん(69)は「思ったよりも処理が早く進み、ほっとした」と話した。
 不発弾は直径36センチ、長さ118センチの米国製500ポンド普通弾。太平洋戦争中に米軍機が落としたとみられる。4月12日にガス管の取り替え工事中に見つかった。処理後、陸自施設に搬送された。

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