環境学習リーダーに 市民講座27人入学 静岡

 地域の環境学習リーダーを育成する市民講座「静岡市環境大学」の本年度入学式が25日、同市葵区の沼上資源循環学習プラザで開かれた。同市の10~60代の市民計27人が7月から来年2月まで、生態系や廃棄物などの各種環境問題を学ぶ。

受講生としての抱負を語る藤巻さん(左)=静岡市葵区の沼上資源循環学習プラザ
受講生としての抱負を語る藤巻さん(左)=静岡市葵区の沼上資源循環学習プラザ

 県内外の大学教授らが環境保全の法制度、食品ロスとフードバンクの関係などの講義を展開する。工場見学などのフィールドワークも取り入れる。
 同学長の田辺信宏市長も出席した入学式で、受講生代表の藤巻哲男さん(63)=駿河区=は「毎日のように環境に関する情報が聞かれる中、私たちの生活や営みが水や空気に大きな影響を及ぼしていると感じる。講座を通じて環境問題解決の具体的な行動につなげていきたい」と話した。
 2011年度から毎年開講し、本年度は12回目。申し込みは過去2番目に多かった。
 

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