県西部の企業、新規事業紹介 PRノウハウ学び発表 浜松いわた信金プログラム
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は24日、PRのノウハウを学ぶプログラムに参加した県西部の企業6社による合同記者発表会を、同区の創業支援拠点「フューズ」で開いた。各社が新規事業などを情報発信した。

クラッチ製造のエフ・シー・シーの新事業開発部は、コロナ禍で売れずに捨てられる花をプリザーブドフラワーに加工する事業を紹介した。定期的にプリザーブドフラワーを交換するオフィス向けの事業で、来年度のサービス開始を予定する。担当者は「独創的なアイデアで社会に貢献したい」と述べた。
犬のしつけ教材の製作販売を手掛ける袋井市のワンコ・ワークスは、コロナ禍でペットを飼い始める人が増えたと説明。一方、「飼えなくなった愛犬を保健所に持ち込むケースが増えている」(飯嶋志帆社長)とし、保護に必要な知識の提供に注力すると強調した。
参加企業は5月から、コンサル会社による指導を受けた。指導に当たった担当者は「周囲の協力や応援を引き出すため、新規事業のPR力が重要になっている」と述べた。