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茶況(6月24日)初倉の本茶取引終了 静岡茶市場 県産二茶

 静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や沼津などが上場した。初倉の本茶取引が終了するなど、持ち込み数量は減少局面にある。
 初倉は500円台半ばで手合わせした。JA担当者は「500円台に入って以降、相場は保たれた」と振り返った。沼津は500~400円台で成立した。本山筋は20~10円ほど下げ、900~600円台で商談成立した。上物の一部は弱含んでいる。
 市中問屋は「終盤に入り、品落ちが目立つ品が増えた」と話す。

 藤枝 二茶の減産傾向を受けて、買い手側からは「年間売り用の安値の品がもう少し欲しい」との声が聞かれる。

 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は11工場から15口5950キロが上場、平均は500円台半ば。かぶせに900円台の値がついた。同川根工場は13口5177キロ、中心は600円台後半。

 榛原、相良 茶業関係者は二茶について「一茶同様に天候に左右される場面が多かった」と話した。

 掛川、小笠 販売店は夏に向けて、水出し茶とお菓子をセットにした中元用ギフトを売り出している。

 袋井、森 森町茶業センターには26口6973キロが上場。700~560円の取引で、中心は600~550円台か。茶業関係者の一人は「出回り量が限られたことなどから、価格を保っていた印象」と話す。

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