昭和のクリームソーダ 昔懐かしのレトログラスで 富士・吉原商店街

 昭和レトロブームが巻き起こる中、昭和の雰囲気がそのまま残る富士市の吉原商店街を楽しんでもらおうと、同商店街の内藤金物店と、コーヒーショップアドニスの“お向かいさん同士”が協力してレトログラスに入れた「喫茶店のクリームソーダ」(税込み500円)の販売を始めた。

昭和レトロ感を演出した3色のクリームソーダ=富士市吉原のアドニス
昭和レトロ感を演出した3色のクリームソーダ=富士市吉原のアドニス


 クリームソーダはもともと提供していたメロン味の緑に加え、新たにストロベリー味の赤、オレンジ味の青の3色で展開。昭和の日用品人気で復刻した模様入りのグラスで同金物店で取り扱う「アデリアレトロ」に入れて提供する。
 レトロ商品の売れ行きの良さや商店街を訪れる若者の姿に着目していた同金物店の内藤佑樹さん(36)が、ご当地グルメ「富士つけナポリタン」などで人気のアドニスの市川和典さん(48)に提案して実現した。
 グラスは花や風船など6柄あり、3色のソーダとの組み合わせも多彩。昭和52(1977)年の改装当時から変わらない純喫茶の風情あふれる店内とも相性が良く、グラスが気に入ったら同金物店で購入できる。
 市川さんは「作る側も3色のソーダとグラスを組み合わせるのが楽しい。二大看板になる」と話した。内藤さんは「岳南電車や、ビル、専門店など商店街自体が昭和レトロの塊。散歩しながら楽しんでほしい」と若い世代の来場に期待する。

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