すっきり緑茶、マイボトルで 「静岡外茶計画」夏場スタイル提案

 静岡県内が梅雨入りする中、茶販売店らが水出し緑茶向け商材の販売を本格化させつつある。茶業者は苦みが少ないすっきりとした味わいを動画やSNSなどでアピール。環境意識の向上を踏まえ、お茶をマイボトルに入れて持ち歩くスタイルを提案する。

小山園茶舗の茶提供サービス。茶葉の見本(手前)から飲みたい種類を選ぶことができる=静岡市葵区呉服町
小山園茶舗の茶提供サービス。茶葉の見本(手前)から飲みたい種類を選ぶことができる=静岡市葵区呉服町

 お茶の消費拡大を目指すJA静岡市は本年度、水出し緑茶を携帯して外出する生活習慣を広める「静岡外茶計画」を始動させた。まろやかな水出し緑茶の作り方を動画で紹介。魅力発信に向けたワークショップの開催や専用ティーバッグ茶の開発など、夏場に向けて普及策を打ち出す。
 計画の狙いについて大原正和組合長は「繰り返し使えるマイボトルはペットボトルや紙パックよりも、環境に優しい。水と茶葉を入れるだけで作ることができる利便性もPRしたい」と意気込む。
 水出し緑茶は近年、カフェインの抽出を抑え、免疫効果を高めるエピガロカテキン(EGC)を活性化させる飲み方として注目されている。春の新茶商戦に続く夏用商材として取り扱う茶店が多い。JR静岡駅北口地下広場の日本茶カフェ「喫茶一茶」のアンテナショップにも水出し緑茶向けの茶葉が並び始めた。
 「急須で入れるお茶の魅力発信につなげたい」。静岡市葵区呉服町の老舗茶専門店、小山園茶舗は水出し緑茶の販売と並び、利用者が持参した水筒やボトルに茶を提供するサービスに注力する。
 約15種類から飲みたい茶葉を選ぶことが可能。釜で沸かした湯で煎茶をいれ、氷が詰まった水筒に注いで急冷する。SNSなどでの反響で幅広い年齢層に利用が広がり、平日の昼時は近隣オフィスで働く会社員らが多く訪れるという。
 成岡敬悟専務は適度な渋味が味わえるのが冷茶の長所として「若い人がお茶の魅力に触れるきっかけにもなるはず」と期待する。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ