水難事故 最悪ペース 静岡県警「安全管理の徹底」呼び掛け

 静岡県内の夏季(7~8月)水難事故発生件数が2019年から右肩上がりで増えている。21年夏季の水難事故は35件、事故者数は46人で、いずれも全国の都道府県で最多だった。県警は夏本番に向けて「昨年は悪天候時の事故が目立った。無理な入水を避け、安全管理を徹底してほしい」と強く呼び掛けている。

静岡県内の過去5年間の水難事故状況(夏季)
静岡県内の過去5年間の水難事故状況(夏季)

 今年は夏を迎える前から水難事故が多発している。県警によると22日現在、発生件数は昨年同期比4件増の14件。事故者数は15人で、昨年より5人多くなっている。5月上旬には島田市で川遊び中の女児(7)が死亡する事故が起きるなど、死者は3人、行方不明者は2人となっている。
 県警によると、昨年夏季の水難事故35件のうち、32件が海での発生だった。今年は新型コロナウイルス対策の規制緩和で海水浴客の増加も予想され、県警は▽悪天候時は水に近づかず、飲酒した際は水に入らない▽ライフジャケット着用▽子どもから目を離さない-などの徹底をボイスパトロールやホームページ、地域課ツイッターなどで訴えている。
 21年は夏季の山岳遭難の件数も前年比で大幅に増加した。県警は今年、3年ぶりに富士山富士宮ルート9合目や南アルプス椹島(さわらじま)ロッジでの常駐警備を再開するなど対策を強化する。及川博行地域部長は「標高千メートル級の山も甘く見ず、万が一に備えた最低限の装備を持って行くように」と注意を促す。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ