浜岡原発「稼働」 「停止」を上回る 牧之原市民、調査開始後で初

 牧之原市の杉本基久雄市長は23日、市議会全員協議会で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に関する2022年度の市民意識調査の結果について、「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が36・4%となり、「停止しておいた方がよい」の32・0%を上回ったことを明らかにした。設問を加えた11年度以降、初めて逆転した。

浜岡原発に関する市民意識調査の推移
浜岡原発に関する市民意識調査の推移

 調査は無作為に抽出した16歳以上の1400人を対象に4~5月にかけて実施した。回収率は53・6%。過去の調査では「安全が確認できれば稼働した方がよい」は20%台を中心に推移していたが、本年度は前年度比9・6ポイント増と大きく伸びた。一方「停止しておいた方がよい」は5年連続で減少し、前年度比5・7ポイント減となった。「どちらともいえない」は20・7%、「わからない」は8・9%と続いた。
 杉本市長は「ウクライナ情勢の影響による電気料の値上げや節電要請への不安などが要因として考えられる」との分析を示し、「市としては引き続き避難路の整備促進といった安全安心の確保を続ける」と話した。
 浜岡原発の今後について尋ねる設問は立地市の御前崎市を除く近隣3市が取り入れている。菊川市は本年度、「停止しておいた方がよい」と「安全が確認できれば稼働した方がよい」が14年度に設問を加えて以来、初めて並んだ。
 

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