新型コロナ オミクロン派生型「BA・5」 静岡県内初確認

 静岡市は23日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・5」の感染者が県内で初めて確認されたと発表した。市保健所は「懸念すべきではあるが、感染状況に著しい影響は見られない」とし、冷静な対応を呼び掛けた。
 市によると、BA・5に感染したのは市内の医療機関を受診した成人女性。16日にコロナの陽性と判明し、ゲノム解析の結果、22日にBA・5の感染と分かった。感染経路は不明。海外、県外に滞在歴はなく、市中感染の可能性が高い。
 市保健所の田中一成所長は「市内の感染状況は落ち着いている。BA・5が見つかったからといって、危惧をして対策強化をする必要はない」と話した。一方、マスク着用による熱中症のリスクに警鐘を鳴らし、場面に応じたマスク使用の緩和や小まめな水分補給を求めた。

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