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特集 : ものづくり最前線

いたくら農園じゃばらピール M.みかん(牧之原市) うま味と効能 最大限に【静岡ものづくり最前線】

 和歌山県北山村を原産地とし「邪気を払う」が語源とされているかんきつ類「じゃばら」のピール。爽やかな香りに加え、糖度を抑えた分、ほどよい甘さと酸味が口の中に広がる。しっかりとした食感で、食べ応えも十分な逸品に仕上げた。

風味や形状、食感にこだわった「じゃばらピール」
風味や形状、食感にこだわった「じゃばらピール」

 みかん農園として牧之原市で古くから続く「いたくら農園」は、2008年からじゃばらの栽培を開始した。これまでにマーマレードやポン酢などの加工品を販売してきたが、生産過程で発生する果皮の活用に課題を感じていた。じゃばらは花粉症などアレルギーの抑制効果があるとされるフラボノイドの一種「ナリルチン」を多く含むのが特徴だが、果汁に比べ果皮の含有量が特に多い。廃棄を減らし、果物の効能を最大限に発揮できる商品を生み出そうと、形状や糖度、皮のゆで時間を細かく調整するなど試行錯誤を重ね、今年5月に商品化した。
 同園では土地の地形や土壌、気候を生かした「テロワール農業」を推進し、環境に配慮した有機肥料の使用や低農薬に努めた農業にこだわる。そのため果皮を安心して食べられることも強みだ。現在はみかんのドライフルーツの試作も進める。1袋300円(税込み)。農園直売所のほかネット販売も行う。

 企業情報 牧之原市坂口932。2020年に法人化。いたくら農園の商品開発、販売などを手掛ける。

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