日中国交50年の軌跡 静岡県内4市で写真展 8月から
日中国交正常化50周年を記念して、静岡県内の日中友好団体関係者らでつくる「県日中青少年写真展実行委員会」が8~9月、県内4市で写真展と講演会を開く。このほど、浜松市役所で概要を発表した。

日中の懸け橋となった偉人の功績を振り返り、友好の未来を築こうと企画した。両国で子どもの姿を撮り続ける東京のカメラマン岡本央さんが約80点の写真を展示する。
講演会は江戸時代末期に掛川市に生まれ、周恩来ら中国人留学生を指導した松本亀次郎、戦後中国の厚生大臣として残留日本人の帰国に貢献した李徳全の2人を主題に、両国の学者らが語る。
写真は同国の瀋陽市でも展示する。実行委員長の鷲山恭彦東京学芸大名誉教授(掛川市)は「互いの文化を愛し、無私の心で尽力した人々を知ってほしい。現代の私たちが抱く偏見をぬぐい、友好を願う機会にしたい」と話した。入場券は500円。問い合わせは実行委<電053(523)7916>へ。
日程は次の通り(写真展、講演会の順)。
浜松市・クリエート浜松(8月25~28日、同27日)▽静岡市・市民ギャラリー(9月2~4日、同3日=講演会場は産業経済会館)▽掛川市・大日本報徳社(9月9~11日、同10日)▽沼津市・キラメッセぬまづ(9月16~18日、同17日=講演会場はコンベンションぬまづ)