津波対策整備促進 牧之原市長、農水・国交省に要望

 牧之原市の杉本基久雄市長は17日、農林水産省と国土交通省を訪ね、防潮堤や水門など市内全域の津波対策施設の整備促進を要望した。必要な予算の最大限の確保も求めた。
 市内の約15キロの海岸線では国、県、市がそれぞれ事業を進めているが、全体の進捗(しんちょく)率は4割弱にとどまっている。
 中山展宏国交副大臣との面会後に取材に応じた杉本市長は「施設整備が非常に遅れている状況と南海トラフ地震の厳しい被害想定を理解してもらい、相応の予算措置をお願いした」と説明した。
 中山氏は「事情はよく分かった」などと述べ、前向きに取り組む趣旨の発言をしたという。

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