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参院選 立候補予定者が舌戦 静岡で公開討論会

 22日公示、7月10日投開票の参院選を前に、静岡選挙区の立候補予定者による公開討論会(静岡青年会議所主催)が16日、静岡市清水区で開かれた。立候補を表明した7氏のうち6氏が登壇し、地域活性化への経済対策、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、人口減少対策をテーマに白熱した論戦を交わした。

 公開討論会に臨んだのは、無所属現職の平山佐知子氏(51)と山崎真之輔氏(40)=国民推薦=、自民党新人の若林洋平氏(50)=公明推薦=、共産党新人の鈴木千佳氏(51)、NHK党新人の堀川圭輔氏(48)、諸派新人の山本貴史氏(52)。NHK党新人の舟橋夢人氏(56)は参加を辞退した。
 地域活性化への経済対策について、平山氏は「国内有数のものづくり県で、自動車産業が活発だ」として国による支援の必要性を説いた。堀川氏は「生活を守る上では減税と規制改革が大事。消費税はゼロ%でいい」と持論を語った。
 DX推進に関し、山崎氏は「DXの人材育成に力を入れるべき」と強調し「デジタル能力開発センター」を設置する案を示した。鈴木氏は「個人情報を守る仕組みが必要だ」と述べ、法整備と技術開発を進めるべきと主張した。
 人口減対策を巡り、若林氏は御殿場市長時代の経験談を交え「結婚、出産など場面場面に応じた支援が重要になる」と強調した。山本氏は「日本はもっと危機感を持って、子どもを産み育てるための議論をすべきだ」と訴えた。
 静岡雙葉高3年生3人が質問者になり、18歳への成年年齢引き下げなどに対する考え方も尋ねた。公開討論会の様子は21日から、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信予定。
 (政治部・鈴木文之、池谷遥子)

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