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北海道の高校生 茶農家に“弟子入り” 川根本町に短期滞在

 北海道の高校2年生石黒理温さん(17)が23日までの11日間、川根本町下長尾の高木郷美さん(65)の元でお茶作りを学んでいる。16日は晴天に恵まれ、二番茶の収穫を手伝った。

二番茶の収穫を手伝う石黒さん(右)=川根本町下長尾
二番茶の収穫を手伝う石黒さん(右)=川根本町下長尾

 石黒さんは札幌市出身。祖母の影響で幼少期からリーフ茶に親しみ、急須で飲むのが生活の一部になっているという。高校の職業体験で2週間の実習があり、緑茶が好きな石黒さんは、学校関係者のつながりが縁で高木さんの茶園で学ぶことになった。
 石黒さんは高木さんに基本を教わりながら手摘みに初挑戦し、機械摘みの手伝いにも回った。悪天候で摘採ができない日は、商品の発送作業を体験した。
 実習した成果は学校での報告会で披露するという。石黒さんは「北海道に帰ったら川根茶の魅力を広めたい。将来のことはまだ分からないが、お茶に関わる仕事ができたら」と話している。

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