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伊豆の国や天竜区、分割解消か 衆院選挙区画定審議会・区割り案

 衆院選挙区画定審議会が16日勧告する全国の区割り案で、静岡県内は現状8の小選挙区数の変更はないが、二つの選挙区に分かれている伊豆の国市や浜松市天竜区、御前崎市などの分割状態が解消されるかが焦点となる。

複数選挙区に分割されている主な市区
複数選挙区に分割されている主な市区

 区割り審は改定に当たり、市区町村を複数の選挙区に分割しない方針を原則に掲げる。
 伊豆の国市は旧伊豆長岡町が5区、旧韮山町と旧大仁町が6区。5区は県内最多の約45万8千人(昨秋の衆院選)の有権者数を抱えているため、1票の格差の観点からも有権者数を減らす方向での見直しが有力視されている。ある県内議員は「伊豆長岡が6区に組み込まれるのではないか」との見方を示す。
 浜松市天竜区は、3区の旧春野町がほかの区域と同じ7区にまとめられる可能性がありそうだ。旧御前崎町が2区、旧浜岡町が3区の御前崎市や、1区と4区に分かれている静岡市葵区の扱いも検討しているとみられる。旧富士川町のみ4区に含まれ、ほかの市域は5区の富士市を巡る判断も注目される。

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