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ウクライナ支援へ 民族楽器奏者カテリーナさん 長泉で慈善演奏会

 ウクライナ出身で同国の民族楽器「バンドゥーラ」奏者、カテリーナさん(36)がこのほど、「ウクライナチャリティコンサート」を長泉町下土狩の文化センターベルフォーレで行った。2月のロシアによる軍事侵攻以降、全国を巡り毎月100回超の公演を重ねている。カテリーナさんは「これ以上、犠牲者が増えてほしくない」と惨禍の終結を願っている。

バンドゥーラを演奏するカテリーナさん=長泉町の文化センターベルフォーレ
バンドゥーラを演奏するカテリーナさん=長泉町の文化センターベルフォーレ

 カテリーナさんは19歳の時に音楽活動の拠点を日本に移した。バンドゥーラは弦楽器の一つで、日本に2人しかいない奏者の1人として、公演活動を展開。今回はウクライナ民謡4曲と「翼をください」「ふるさと」を演奏した。「音楽を通してウクライナのイメージを作りたかった。多くの人が聞きに来てくれて感謝している」と話した。
 現在は避難してきている母マリアさん(68)と都内で暮らしている。母国の惨禍について「戦争の事実を知ってもらいたい。幼い命も亡くなっている中、公演活動を通して支援をしていきたい」と思いを込める。
 会場では知徳高(同町)のインターアクト部の生徒が募金活動を行った。同校創造デザイン科の生徒が制作したウクライナの国旗の色である青と黄色の折り鶴がステージと天井などに飾られた。

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