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県議選定数 沼津1減、清水町・長泉町各1 自民案に賛同で前進

 2023年春の次期静岡県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査委員会(山田誠委員長)は14日、第13回会合を県庁で開き、最大会派自民改革会議が提案している沼津市の定数を4から3に減らし、定数1の清水町・長泉町を、清水町1、長泉町1に分離する案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同した。第1、第2会派が一致したことで、平行線をたどっていた選挙区の議論が大きく前進した。

静岡県庁
静岡県庁

 ふじ会派はこれまで、人口に比例して沼津市を4から3、富士市を4から5にする案を主張していた。この日の会合で同会派の委員は「1票の格差を少しでも減らせるという趣旨で自民の案に歩み寄りたい」と述べた。自民案の1票の格差は2・71倍、ふじ案は2・81倍。
 ふじ会派と同じ案を示している公明党県議団はこの日は賛同こそしなかったものの、「平行線でいくわけにはいかない。会派に持ち帰って検討したい」と受け入れる可能性を示唆した。
 同検討委は17日に会合を開き、最終答申案をまとめる。6月定例会中に薮田宏行議長に答申する予定。
 昨年11月公表の国勢調査で、県人口は5年前に比べて6万7103人減少しており、議員1人当たりの人口(5万3429人)を上回った。定数を1減にする意見もあったが、浜松市の行政区再編の正式決定を待つべきとの理由から、定数は68を維持することを決めている。

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