西伊豆、松崎の住民ら 弁護士講師に憲法9条考える
西伊豆、松崎両町の住民でつくる「西伊豆・松崎憲法九条の会」は12日、憲法学習会を西伊豆町健康増進センターで開いた。会員や地元住民ら約30人が参加し、ロシアのウクライナ侵攻など社会情勢を踏まえ、憲法9条を中心とした改憲の是非について考えた。

県弁護士会の萩原繁之弁護士が講師を務めた。萩原弁護士は第2次世界大戦など歴史に触れ、「今の憲法は加害の歴史を踏まえて制定されたため、9条があれば国を守れるのかという議論はナンセンス」と説明。抑止力ではなく、信頼や尊重による平和維持の必要性を強調した。講演後は意見交換の機会も設け、参加者は平和主義などに関する考えを共有した。