地域福祉優秀実践賞 西豊田学区実行委(静岡)選出 インクルーシブ防災活動

 日本地域福祉学会は12日、本年度の地域福祉優秀実践賞に、静岡市駿河区で障害者らと健常者が一体となった「インクルーシブ防災活動」に取り組む「西豊田学区地域支え合い体制づくり実行委員会」(青山史代代表)を選出したと発表した。
 同実行委は市障害者協会が同学区で宿泊防災訓練を行ったことをきっかけに2016年、住民と行政、民生委員、学校、PTAなどで設立した。新型コロナウイルス禍以降は感染対策を前提に、障害者など要配慮者をどう支援すべきか、実践を通じて検証してきた。
 授賞式で活動報告を行った江原勝幸県立大短期大学部准教授は「メンバー構成が多彩で、活動が日常的な連携体制に展開していった。そうした発展性が評価されたのでは」と話した。

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