大井川の水防拠点確認 国交省と静岡県、吉田町が合同点検

 本格的な出水期を直前に控え、国土交通省静岡河川事務所、静岡県、吉田町は13日、大井川の洪水被害を軽減するための合同点検を同町内で実施した。

合同点検を実施する関係者ら=吉田町内
合同点検を実施する関係者ら=吉田町内

 同事務所の担当者らが大規模な水害が発生した際の活動拠点となる5月に完成した川尻地区河川防災ステーションの役割や機能を説明したほか、大井川右岸堤防の重要水防箇所を視察し、水防工法の事例や今後の整備方針などを共有した。同事務所の黒田雅司調査課長は「大井川は急流に加え、流路が網状で安定しない。危険な箇所も変化していくため、関係機関との連携を高め迅速な対応につなげたい」と話した。

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