24年の浜松市民オペラ 9月28、29日上演へ

 2024年に9年ぶりに上演される浜松市民による総合舞台芸術「市民オペラ」の実行委員会は13日、中区の市文化振興財団で初会合を開いた。再来年9月28、29日にアクトシティ浜松大ホールで上演し、演目は浜松ゆかりの作家荒井間佐登さん作の創作オペラ「音詩劇(おんしげき)かぐや」とする事業計画などを承認。音楽の街・浜松に根付いた市民オペラを次世代へ引き継いでいくことを確認した。

2024年に上演する市民オペラに向けて開催した実行委員会の初会合=浜松市中区の市文化振興財団
2024年に上演する市民オペラに向けて開催した実行委員会の初会合=浜松市中区の市文化振興財団

 1991年に始まった市民オペラは今回で8回目。市内在住の作曲家鳥山妙子さんが作曲、市出身の鈴木恵里奈さんが指揮を務める。アクトシティ浜松の開館30周年を記念し、県内で唯一の四面舞台を使った本格的なグランドオペラを作り上げる計画。人材育成に向けた関連イベントも企画する。市に頼り切らない事業にするため、市民や市内企業から協賛金なども募る。
 実行委には浜松シティオペラ協会や創作舞台音楽芸術の会、市、同財団など7団体から11人が参加。同協会の玉川昌幸会長が委員長に就いた。初回公演から関わってきた玉川実行委員長は「市民オペラは浜松市だからこそできる。未来につながる公演にしたい」と語った。

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