海への油流出防げ 事業者らが訓練 御前崎
河川に流出した油が海に拡大するのを防ぐ訓練がこのほど、御前崎市の新野川河口で行われた。ガソリンや重油などを取り扱う事業所でつくる市危険物安全協会(野川修身会長)と市消防本部、市消防署の計約20人が参加し、非常時の手順を確認した。

新野川沿いの施設から重油が漏れ、遠州灘に拡大する恐れがあるとの想定で行った。約60メートルの川幅いっぱいにオイルフェンスを伸ばし、吸着材で油を回収する流れを実践した。野川会長は「毎年経験を積み、臨機応変に対応できるようにしたい」と語った。
訓練は全国危険物安全週間(5~11日)に合わせて行われた。