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援農ボランティア活躍中 長泉特産「四ツ溝柿」摘果に汗

 長泉町特産「四ツ溝柿」の大きさをそろえるために一部を間引く摘果作業が生産農家で繁忙期を迎え、援農ボランティアが活躍している。秋以降の収穫に向けた重要な作業で、生産者とともに汗を流している。

四ツ溝柿の摘果作業を手伝う援農ボランティア=長泉町
四ツ溝柿の摘果作業を手伝う援農ボランティア=長泉町

 柿農家の粟野和明さん(71)は6月下旬まで、4人のボランティアを受け入れている。10日も町内や周辺市町から集まったボランティアが柿畑に広がり、直径1・5センチ前後の小さな青い果実を手際よくはさみで切り落としていった。
 同町の千葉茂紀さん(82)は「農家の役に立ち、自身の健康づくりにつながる」、裾野市の長沢光純さん(77)は「農業技術を学べ、参加者同士の交流も楽しい」と話した。
 援農ボランティアはJAふじ伊豆なんすん地区本部が、農家の人手不足解消や特産品のPRなどを目的に募集。新型コロナ感染拡大後は受け入れを限定し、本年度の摘果作業は3軒で11人が活動している。10~12月の収穫期にも募集する。
 四方に浅い溝が入ったハート形の四ツ溝柿は、柔らかな食感とまろやかな甘みが特徴。本年度は順調な生育で、果実のつきも良いという。

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