大学准教授が文化人類学授業 浜松東高
浜松市東区の浜松東高で9日、静岡文化芸術大(中区)の武田淳准教授から文化人類学や国際協力について学ぶ模擬授業が開かれた。同高が進める高大連携事業の一環。

武田准教授は2年生36人に「文化人類学は、現地の人々と同じ目線で世界を見る学問」と説明。フィールドワークを行っているパプアニューギニアを初めて訪れた際の写真を示し、電気もガスもなく言葉も分からない中、「身ぶり手ぶりのコミュニケーションだった」と振り返った。
マラリアに感染し、宿泊先の家族が親身になって看病してくれたことを契機に、心を開くことができたとのエピソードも紹介した。
保育系の道に進みたいという石井穂乃さんは、「パプアニューギニアの文化や仕事、生活を知れてよかった。日本と違って、いいなと思った」と話した。