追っかけわたしの特集

特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 佐野翔平さん パリ出展が決まった「伝統屋暁」代表 

 日本の伝統文化や技術の継承を目指し、伝統技術を用いたアクセサリーや日用雑貨の企画・販売を手掛ける「伝統屋暁」。7月にパリで開かれる日本文化の総合博覧会「ジャパンエキスポ」への出展が決まった。渡航費などを募ったクラウドファンディング(CF)は目標金額を初日に達成。火縄銃射撃競技の国内大会で優勝経験も。31歳。

佐野翔平さん
佐野翔平さん

 -活動に懸ける思いは。
 「伝統技術を日本のアイデンティティーとして継承したい。時代とともに技術が本来の用途では使われなくなったとしても『歴史』や『文化』の大きなくくりで見ると存在意義はある。技術からこそ育まれる日本人としての感性や価値観がある。技術を新しい形で消費し職人さんたちにお金が回る仕組みをつくりたい」
 -CFを活用した狙いは。
 「CFには誰かを助けてあげたいという思いを持った人たちが集まる。商品だけでなく、ビジョンという付加価値も提示することができる。払ったお金がどう使われるかに関心がある人が増えていると感じる」
 -2年前にも挑戦した。
 「2年前は目標達成できなかった。当時との違いは単純に認知度が上がったからではなく、興味を持ってくれた人たちと思いを共有できたこと。ビジョンとともに実際の活動を発信し続けたことで本気度が伝わったと思う。本当に共感してくれた人たちは周りにも広めてくれる」
 -パリ出展への意気込みを。
 「それぞれの技術の本質を伝えたい。僕ができることはきっかけづくり。今販売している玉鋼や越前和紙などのアクセサリー商品を例に、現地デザイナーと全く新しい展開の話をしてきたい。パリで成果を上げて職人さんたちの励みにつなげたい」

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む