就労先でイチゴ狩り満喫 焼津・松田農園が施設利用者招待
焼津市飯淵のイチゴ農場シックスベリーファーマーズ松田農園が7日、今シーズンにイチゴ出荷箱の組み立て作業をした障害者就労支援施設「焼津の空と大地と」の利用者をイチゴ狩りに招待した。

同農園では昨年度に引き続き、1月から5月まで障害者の社会参画と農業の働き手確保を進める「農福連携」の一環で、同施設から利用者を受け入れた。本年度は5人の利用者が、出荷箱の組み立て作業を担った。
この日は、作業に携わった利用者を含む20人がビニールハウスで、赤く育った「桃薫」と呼ばれる品種の実を丁寧に摘み取ったり、その場で味わったりしてイチゴ狩りを楽しんだ。
農福連携事業に携わった生活支援員の井林伸之さんは2年目の取り組みについて「(初年度に比べて)完成度が上がってきた」と振り返った。同農園の松田義人さんは利用者の習熟ぶりを踏まえ、「来シーズンはほかの軽作業も任せたい」と話した。