「日印の人材交流重要」鈴木大使が浜松市長訪問 介護や新興企業など

 在インド日本大使館の鈴木哲大使(62)=浜松市天竜区出身=が7日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、意見交換した。鈴木大使は今後の両国関係の発展に向け、同市を含め介護やスタートアップ(新興企業)分野での人材交流の加速が重要になるとの考えを示した。

日本とインドの人材交流について考えを述べる鈴木大使=浜松市役所
日本とインドの人材交流について考えを述べる鈴木大使=浜松市役所

 鈴木大使は、5月に行った日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会談の成果などを説明したほか、人口13億人の同国について、若者が多く、IT分野を中心に起業が盛んな現状を紹介した。
 その上で、ミャンマーやバングラデシュと国境を接する同国北東部が、日本で不足している介護職などの担い手の供給地になり得るとの見方も示し、「人材的にインドは可能性がある」と強調した。
 鈴木市長は、浜松のものづくり企業とインドのIT系スタートアップとの連携に期待感を示した。

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