訃報=大森信氏死去 サクラエビ研究第一人者、84歳

 サクラエビ研究の第一人者として知られる東京海洋大名誉教授の大森信(おおもり・まこと)氏が4日午前、脳梗塞により療養中の神奈川県小田原市で死去した。84歳。大阪府出身。通夜は8日午後6時半から、葬儀は9日午前9時半から神奈川県藤沢市辻堂神台1の3の36、和田湘南斎場で。喪主は長男洋(ひろし)氏。

大森信氏
大森信氏

 国内では駿河湾だけで専門の漁が行われるサクラエビの生態や漁業などに関する研究に取り組み、台湾産サクラエビが駿河湾産と同種であることも突き止めた。共著書に「さくらえび漁業百年史」(静岡新聞社)など。本社「サクラエビ異変」取材班と連携する私的研究会に参加し、不漁の原因についての学術論文も執筆した。

 

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