テーマ : 焼津市

彦根藩主・井伊直孝の生涯、漫画に 生誕地焼津の団体が冊子作成

 江戸時代の大名井伊直孝ゆかりの地である焼津市中里のボランティア団体「直孝のふるさと『中里倶楽部』」が、直孝の生涯を漫画で紹介する冊子(A5判、22ページ)を作成した。団体のメンバーが古文書をひもとき調べた内容を、絵心のある地域住民の筆で仕上げた。

井伊直孝の生涯を漫画で紹介する冊子
井伊直孝の生涯を漫画で紹介する冊子

 井伊直政の次男として駿河国中里村(現・焼津市)で生まれた直孝が、彦根藩主となり、生誕地に若宮八幡宮(同市中里)を建立するまでを描いている。
 同団体は5年前に直孝の生涯や中里とのつながりを紹介するパンフレットを作成したが、「子どもにも分かりやすい内容にしたい」と昨年6月ごろから「漫画版」の作成に取りかかった。
 同団体の川合信行副代表が10年ほど前から、図書館所蔵の古文書を入手し調べてきた情報を、漫画の描き手に提供した。漫画で描ききれなかった部分は、補足情報として反映されている。
 冊子は中里地区の各家庭に配布するほか、市内の公共施設にも置く。川合副代表は「直孝と中里の深い関わり合いを地元の多くの人に知ってほしい。中里、焼津をPRするきっかけになれば」と話す。

いい茶0

焼津市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞